5年後の未来
- Lantana-kap

- 2022年11月25日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年11月26日
ウィルス感染症、5回目の
ワクチンを打って、
2日間つらい思いをしました。
まだ、本調子ではないものの、
PCの前で文章を綴れるのは、
とても楽しいです。
~ ~ ~ ~ ~ ~
5年後の未来のために、
今できること、
今度、行われる、
勉強会のシンポジウムで、
話すテーマです。
4人の放射線技師が、
それぞれのモダリティで、
上記のテーマを語り、
議論します。
レントゲン
CT
MRI
血管造影
で、わたしは、
レントゲンです。
では、語ってみます。
まず、今のレントゲンの
おかれている立場は、
CT・MRIの台頭で、
クオリティの高い画像を提出しなくても、
精密検査に回るといった流れができている。
そんな印象です。
ただ、この流れは止まりません。
経営側から見ても、CT・MRIに移行するほうが、
利益が上がる。
放射線技師は高い技術を習得しなくてもよい
放射線技師と、利益を上げられる施設側で、
暗黙のコンセンサスが得られています。
一方で、否定検査・もしくは患者さんが安心する検査
と勝手に呼んでいますが、
レントゲンを撮って、何もないことを
確認するための撮影。
これもなくならないし、必要な事だと、思います。
では5年後の話をします。
項目は3つ
・機器
・技術
・教育
機器に関しては現在FPD装置という、
撮影したらほぼリアルタイムで画像確認が可能な機器が、
主流で、多くの施設が使用しています。
これが5年後に大きく進歩するとは思えませんので、
機器の進化については現状維持と考えます。
技術面では、機器にもからんでくるのですが、
我々放射線技師が、FPDを使いこなせていない現状があります。
未だに、1世代前のCRの撮影条件を使用していたり、
同じようにホトタイマー
(十分な線量が出た時点で勝手にX線が照射されなくなる)
を同様に使用していたり。
ホトタイマーに関しては、難しい話になるのですが、
ホトタイマーには機能に限界があり、
もっと短時間でX線を照射しても、
十分な画像は得られます。
なので、今のFPD時代、
ホトタイマーは胸部撮影においては必要ないのです。
くわえて、仮想グリッドの過剰使用。
散乱線という、画像をぼかしてしまう、
余計な線を除去するための、
板ですが、
今ではこれが、仮想グリッドとして、
画像処理で、できてしまいます。
当たり前ですが、あくまで仮想なので、
本当に散乱線除去を行えるわけではありません。
これが過剰使用されると、確実に誤診が発生します。
技術面として5年後を考えるなら、
今の現状を変えるための5年にするべきでしょう。
最後に教育。
これはもう、最悪の一言につきます。
2年目が1年目に一般撮影を教えている、
現状があります。
これが一番いけない。
瓦屋根式に、技術・知識が下降していることに、
まったく気づかない上司の存在。
例えば、昇格したばかりの係長に、
何も知らない線量管理の講義を
聞きたいと思いますか?
5年後までに、
このような、
放射線技師の考え方を変えることが、
我々の務めだと思います。
シーユー
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